内科的疾患の全般を扱います。
風邪や腹痛などの急性の症状の方、呼吸器・循環器・消化器疾患・生活習慣病など、幅広く診察しています。
予防接種
当院では以下の予防接種を行っております。
ご希望される方は、お電話にてお問い合わせください。
①肺炎球菌ワクチン予防接種
肺炎の予防に有効で、1回の接種で5年間効果が持続します(個人差があります)。
実施時期:通年
接種料金:
【助成なしの方】 8,000円(税込)
【助成ありの方】 足利市…3,500円(税込)
太田市、大泉町、邑楽町、明和町…2,000円(税込)
※ その他の市は助成対象者でも当院では助成適用になりません。
②インフルエンザ予防接種
実施時期:11月初旬から1月下旬を予定。十分な効果を得るために、12月下旬までに接種をされることをお勧めします。
特定健診
- 特定健康診査
- 健康診査
- 社保健診
- 国保30代健診
- 肝炎ウイルス検診
- 大腸がん検診
- 前立腺がん検診
- 胃がん検診
- 肺がん検診
など、各種健康診断を実施しております。
対象の方には足利市より受診券が送付されますので、事前にご予約をお願いいたします。
お電話でのご予約は承っておりませんので、窓口にお越しください。
【当日ご持参いただくもの】
- 各種受診券
- 健康保険証または後期高齢者医療被保険者証
- 免除申請書(対象の方)
胃内視鏡検査 (胃カメラ検査)
胃カメラ検査とは?
内視鏡を用いて胃・食道・十二指腸内に病変がないかを確認します。
炎症や腫瘍などがあれば、診断目的で病変部から組織を採取したり、治療目的で病変部を切除したりします。胃・食道・十二指腸の病気の早期発見に有効な検査です。
病変の診断精度向上のための「NBI:Narrow Band Imaging (狭帯域光観察)」を適時行い、極力見逃しを減らすよう努めています。
鎮静剤 (検査中の緊張や苦痛を和らげる薬) をご希望の方はご相談ください。
※「経鼻内視鏡検査」と「経口内視鏡検査」の違い
検査方法は2種類あります。
経鼻内視鏡検査 | カメラが舌の根元に当たらないため吐き気が少なく、検査中の会話も可能です。しかし、鼻腔が狭い方や鼻に疾患がある方は、鼻の痛みや出血を合併することがあります。 |
---|---|
経口内視鏡検査 | カメラが舌の根元に当たるため、のどに麻酔をしても吐き気が出ることがあります。 |
当院では患者さまのご要望に合わせて、いずれかの方法をお選びいただくことができます。
胃カメラ検査でわかる病変
- ポリープ
- 消化性潰瘍
- 逆流性食道炎
- 胃炎
- がん など
胃カメラ検査の流れ
検査当日のおおまかな流れは以下の通りです。
問診
検査前の注意事項を確認します。
消泡剤を飲む
胃内を観察するために、消泡剤 (胃の中の泡を消す薬) を飲んでいただきます。
麻酔を行う
経鼻内視鏡検査の場合は鼻の中に麻酔液を注入します。経口内視鏡検査の場合はのどにスプレーで麻酔をします。
胃カメラ挿入
検査台に横になり、からだの左側を下に向けた姿勢で検査を始めます。力を抜きリラックスしていてください。鎮痙剤 (消化管の動きを弱める薬) を使用する場合があります。
ご希望の方は、点滴をして鎮静剤 (検査中の緊張や苦痛を和らげる薬) を投与します。
食道・胃・十二指腸を観察
必要に応じて病変部から組織を採取したり、病変部を切除したりします。
検査終了
検査時間は10分くらいです。検査後の注意事項を説明します。
検査結果説明
医師から検査結果の説明があります。
胃カメラ検査を受ける際の注意点
検査前日
- 午後8時以降のお食事、午後11時以降の薬剤内服はお控えください。
検査当日
- 検査が終わるまでお食事はお控えください。ただし、お茶や水などは飲んでも問題ありません。
- 検査時間の10分前にご来院ください。
- リラックスして検査が受けられるように、ゆったりとした服装でご来院ください。
- 麻酔の影響が残るため、検査終了後1時間は飲食をお控えください。
- 消化管に空気を送りながら検査するため、検査後にお腹の張りを感じることがありますが、しばらくすると良くなります。
- 香辛料などの刺激物は控え、消化の良いものをお召し上がりください。
- 鎮痙剤 (消化管の動きを弱める薬) を使用された方は、光を眩しく感じたり目がチカチカしたりすることがあります。また、動悸や喉の渇きが数時間残ることもあります。
- 鎮静剤 (検査中の緊張や苦痛を和らげる薬) を使用された方は、病院で2時間ほど休憩していただきます。また、当日の乗り物の運転はお控えください。
- 組織を採取した場合は、アルコールの摂取を控え入浴はシャワー程度にしてください。また、激しい運動もお控えください。
検査翌日
- 強い腹痛や出血などの異常がありましたらご連絡ください。
大腸内視鏡検査 (大腸カメラ検査)
大腸カメラ検査とは?
内視鏡を用いて肛門から盲腸までの全大腸内に病変がないかを確認します。
炎症や腫瘍などがあれば、診断目的で病変部から組織を採取したり、治療目的で病変部を切除したりします。大腸の病気の早期発見に有効な検査です。
病変の診断精度向上のための「NBI:Narrow Band Imaging (狭帯域光観察)」を適時行い、極力見逃しを減らすよう努めています。
鎮静剤 (検査中の緊張や苦痛を和らげる薬) をご希望の方はご相談ください。
大腸カメラ検査でわかる病変
- ポリープ
- 憩室
- 虚血性腸炎
- 炎症性腸疾患 (潰瘍性大腸炎・クローン病)
- 痔
- がん など
大腸カメラ検査の流れ
検査当日のおおまかな流れは以下の通りです。
下剤を服用
大腸内をきれいにするため、検査前日もしくは当日に1800mlの下剤を服用します。
検査準備・問診
準備室で当院の検査着に着替えて点滴を受けていただきます。検査前の注意事項を確認した後、内視鏡検査室へ移動します。
大腸カメラ挿入
検査台に横になり、からだの左側を下に向けた姿勢で検査を始めます。鎮痙剤 (消化管の動きを弱める薬) を点滴から投与します。力を抜いてリラックスしていてください。
ご希望の方は、鎮静剤 (検査中の緊張や苦痛を和らげる薬) を注射します。
腸内を観察
肛門からカメラを挿入し一番奥の盲腸まで進めます。カメラを少しずつ引きながら観察します。必要に応じて病変部から組織を採取したり、病変部を切除したりします。
検査終了
検査時間は30分くらいです。検査後の注意事項を説明します。
検査結果説明
医師から検査結果の説明があります。
大腸カメラ検査を受ける際の注意点
検査前
- 検査3日前より、ごま・海藻類・ナッツ類・種入りの果物や飲み物・根菜類などの摂取はお控えください。
- 検査前日は、当院で用意した検査食をお召し上がりください。お茶や水は飲んでも問題ありません。
検査当日
- 検査予約時間の30分前にご来院ください。飲水はその時間まで可能です。
- 大腸に空気を送りながら検査するため、検査後にお腹の張りを感じることがありますが、しばらくすると良くなります。
- 検査後は消化の良いものをお召し上がりください。
- 鎮痙剤 (消化管の動きを弱める薬) を使用された方は、光を眩しく感じたり目がチカチカしたりすることがあります。また、動悸や喉の渇きが数時間残ることもあります。
- 鎮静剤 (検査中の緊張や苦痛を和らげる薬) を使用された方は、病院で2時間ほど休憩していただきます。また、当日の乗り物の運転はお控えください。
- ポリープを切除した場合は、経過観察のため最低1泊の入院が必要です。
検査翌日
- 強い腹痛や出血などの異常がありましたらご連絡ください。
鎮静剤を使った内視鏡検査
当院では、鎮静剤を使った内視鏡検査(胃・大腸カメラ検査)を行っております。
胃カメラは、喉の奥に触れると嘔気や嘔吐などの苦痛を生じる事があります。
大腸カメラは、大腸の中に空気を入れながら進めるため、お腹が張ったり痛くなったりする事があります。
鎮静剤を使用することによって、検査中の緊張や苦痛をやわらげる事ができますが、血圧が下がったり呼吸が弱くなったりする事があります。
鎮静剤を使用した場合は上記の危険性がある為、安全性に配慮してご自身での車(バイク・自転車等)の運転はお控え頂いております。
検査当日は、送迎またはタクシー等のご利用をお願いいたします。
ピロリ菌感染症と検査について
ピロリ菌について
ピロリ菌は胃粘膜に感染する細菌です。ピロリ菌が胃粘膜に住み着くと慢性炎症が持続し、胃・十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、胃がんなどを誘発することがあります。これらの病気の発生を未然に防ぐためにも、ピロリ菌検査と胃内視鏡検査を受けることをおすすめします。
ピロリ菌の検査
当院での検査方法には、尿素呼気検査、抗ヘリコバクター・ピロリ抗体検査、ヘリコバクター・ピロリ核酸増幅検査の3種類があります。尚、これらの検査前に胃内視鏡検査を受けていただくと保険が適用されます。
①尿素呼気検査
ピロリ菌は、尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解するウレアーゼという酵素を分泌します。このウレアーゼ活性を利用してピロリ菌感染を調べます。
尿素を含んだ検査薬を内服していただき、呼気中に排出された二酸化炭素量を内服前後で比べることでピロリ菌感染の有無を判定します。
呼吸を利用して行う検査ため、患者さまの負担が少なく精度の高い検査方法です。
②抗ヘリコバクター・ピロリ抗体検査
ピロリ菌に感染すると血液中に抗ヘリコバクター抗体が産生されます。この抗体価を測定してピロリ菌感染の有無を判定します。
除菌治療後に抗体価は徐々に低下しますが、陽性が持続する場合もあるため注意が必要です。
③ヘリコバクター・ピロリ核酸増幅検査
2022年11月1日よりピロリ菌に関する新たな検査法として、核酸増幅検査が保険適用になりました。
内視鏡検査でピロリ菌感染が疑われた場合に、胃液・洗浄液などの廃液を利用してピロリ菌の有無を判定します。高感度遺伝子診断法(PCR)のため、検査当日に検査結果が判ります。